「猫が大好きな人は猫にモテない」というのはもはや都市伝説といっても良いかも。残念ですが、猫の飼い主の皆さんも当てはまってしまうかも？
猫が好きなあまりやっている飼い主の行為。飼い主のよかれの気持ちが猫にとってはありがた迷惑、健康を損なう行為になる場合もあります。
今回は猫が好きな人ほど気をつけたい、猫にとってはありがた迷惑かもしれない、飼い主がやってしまいがちなNG行為をご紹介しましょう。
☆キャットタワーで遊ばせる
ネコは上・下運動が大好き。加えて高い所にいると安心すると言われています。多少高価でもしっかりとしたキャットタワーを購入して部屋に設置している飼い主さんは多いのでは？
しかしこのキャットタワー、シニアの猫にはやや問題があるようです。獣医師の先生によると、
「実はシニアの猫の6割が「関節炎」を持っている可能性があります。若い時は遊べたキャットタワーでも、飛び降りて骨折や怪我をする場合があります。使用には注意して下さい。」
とのこと。ネコは人間の4~5倍のスピードで成長していきます。10歳を超えたらそろそろシニア猫の仲間入りが近づいていると思ったほうが良いでしょう。遊び方を検討して下さいね。
☆触るのは猫の機嫌が良い時だけ
猫の中には飼い主とのスキンシップを嫌う猫もいます。そんな猫の気持ちを尊重して体に触らない様にしている飼い主さん、もしかして、それは猫の「不調のサインを」見逃しているかも知れませ
ん。
定期的に体に触って「しこり」ができていないか確認したり、毛並みの状態や体型の変化まで、触る事でわかる健康診断は結構あります。触って飼い主さんがチェックするのが一番です。是非毎日の習慣にされてみて下さい。
☆猫の嘔吐を気にしない
ネコは吐く動物だから、と猫の嘔吐を軽く考えていると、猫の病気を見逃してしまうかもしれません。
様子をみても良い、安心な嘔吐とは、
・体重が減っていない
・1週間に1度程度
・下痢をしていない
・食欲はある
この4つを満たしている場合だけだそうです。ネコはしょっちゅう吐きますが、コレ以外の吐き方、嘔吐があった場合は早めに動物病院で診察をしてもらって下さいね。
いかがですか。猫を愛する皆様。猫の健康のため、と思った行為が実は猫の健康を損なうことになっていたかも？
言葉が通じない猫とニンゲン。お猫様に長生きをして欲しいと思ったら、やはり飼い主が気を付けないといけませんよね。
とくにシニアの猫を飼っている方は気をつけた方が良いでしょう。ネコは高齢になるとジャンプなどの力も弱くなりますが、グルーミングや爪とぎなどもしなくなる場合があります。
毎日の触れ合いが病気予防にも繋がります。健康チェックの意味も込めて、是非愛猫をたっぷり触ってあげて下さいね。
