あなたの猫は浪漫派?印象派?

By キャットシッターはるた
あなたの猫は浪漫派?印象派?
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 キャットシッターは今日も猫さん宅にてお打ち合わせ。情報によれば、愛猫の“はかせ氏”は大変な芸術家らしい。

玄関を開ければ、なんと、はかせ氏御自らお出迎え。氏の背後には愛弟子が・・・あ、いや、ご主人様がつましく控えている。
「よろしく頼むね!」と、はかせ氏。石原元都知事のように悠然と私を案内し、お気に入りのソファにゴロリン。さりげなく自作を示唆する。
おお、見よ、その肘掛け!「たたた、大作!」ため息を漏らす私。「ははは・・・」照れるご主人さま。はかせ氏、入魂の一作。
その斬新で、大胆な「切り口」には感動すら覚える。「あっぱれ!」、もし、張本さんが見れば、連発したことだろう。
一方、ジジ氏の作品。ウレタンの黄色と白布の絶妙なコントラスト。ベッドの角をメインに、マット全体をモチーフとする画期的な作風。
創作過程を何度か拝見させていただいたが、一心不乱に取り組むその姿は、話しかけるのもためらうほど鬼気迫る・・・更に、まる画伯の作品。

なんとキャンバスは障子!

力強くも繊細な作風は、まるで、豪栄道がバレエを踊っているよう・・・開いた穴から覗く庭の借景に、思わず一句。

「雪障子 にゃの字にゃの字の ツメの跡」。

そして、最も印象的な作品、みる・もも両氏の合作、あの尾形光琳をも凌ぐ豪快な襖絵。まるで、タンカーが大海原に描く勇壮な航跡のよう。
ここまでの「切り口」を自宅で許すとは・・・作品プロデゥーサーのご主人、その懐の深さはマリアナ海溝並みだ。

無粋な学者たちは爪とぎ行為を「本能的縄張りマーキング行動、古くなった爪の角質を落とす手段、同居猫とのコミュニケーション」、などと
分かったような解説するが、浅い、浅い・・・爪とぎは彼らの「魂のメッセージ」なのだ。もし、あなたが猫の『芸術』を理解しようと思うなら、
あくまで「谷町」に徹しなくてはならない。「せんせ、あんたなァ、もう、ご自分のお好きなようにやったらよろし。

誰に文句も言わせまっかいな。ぜーんぶ、このあてに任しときなはれ!」

そう言って、胸をポンと叩き、ソファ・障子・ふすま・壁・柱、およそ人目に付くところは全て、無償の愛で提供する。その大らかさ無くしては決してつとまらない。
「作品」を「芸術」として寛容に受け止め、ワイングラスを傾けながら鑑賞できるなら、あなたは立派な浪漫派オーナー。「冗談じゃない!」と、
ホッピーをがぶ飲みするなら、印象現実派。いずれにしても、爪とぎを止めさせるのは不可能。ホッピー派なら、替わりの素材を差し出すしかない。
麻縄が巻いてあるキャットタワー、ポール、ダンボールのウォール型、画材は多種多様だ。さあ、直ぐ、猫壱サイトにアクセスし、最適のキャンバス用意してあげよう。

あなたの家が愛猫アートギャラリーになる前に・・・
 
 
はかせ氏
「ほら、ここのタッチ・・・素人には分からんにゃあ・・・」
 


まる画伯
このワビサビ、千利休が見たら、飛びつくことでしょう・・・
 

みる・もも両氏
上野美術館で個展を開いたら、三時間待ち、間違いなし。
 
ジジ画伯
この飽くなき探究。その眼差しは豊洲市場長を睨む小池都知事並みの気迫!
 


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