背中が突然ビクビク…■1~4歳の猫は要注意!猫の「知覚過敏症」とは

By bzp00343 2016/09/27
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愛猫をブラッシングすると突然背中を波打った様にビクビクさせることがあります。結構良く見る現象です。ワタクシ、「あら、ここが気持ちよいのね。」くらいに思っていました。

しかし!この背中のビクビクにプラスして突然走り回ったり、激しく自分の身体をグルーミングする場合は「知覚過敏症」という病気だということがわかりました。

人間の場合は「歯茎がしみる…。」時に「知覚過敏」という言葉が使われますが、猫の場合は結構深刻な病気です。

今回はこの猫の「知覚過敏症」について調べてみました。

 

☆猫の知覚過敏症になりやすい猫種




猫の知覚過敏症は症状が多様すぎて獣医師も診断するのが困難な病気だと言われています。突然活発に動き回るなど異常な行動を発作的に繰り返す病気で、1歳から4歳の猫に比較的多く発症するといいます。

猫種によって発症する可能性があり、シャム、バーミーズ、ヒマラヤン、アビシニアン系の猫に多いと言われています。

 

☆猫の知覚過敏の症状とは




猫の知覚過敏の主な症状は下記の通りです。

・背中が痙攣する
・過剰にグルーミングをする
・瞳孔が拡張する
・1点をずっと凝視する
・頻繁に鳴く
・近くにいる人間や物体に突然威嚇、攻撃をする
・過度にしっぽを振ったり、自分のしっぽを追いかける
・突然走ったりジャンプする
・自分の体の一部を血が出る程なめ続けたり、噛んだり自傷行為をする

(ネコの困った!を解決するー壱岐田鶴子著 サイエンスアイ新書より抜粋)

 

☆猫の知覚過敏症の原因と対策




猫の知覚過敏症の原因で考えられるのは、神経疾患、皮膚病、筋肉障害、感染症、てんかんの一種である常同行動・脅迫行動ののたぐいという見解もあります。

はっきりと原因が分からない場合が多く、環境の変化やストレスが引き金になるのではと考えられています。

この病気は数秒から数分間続き、とりわけ音や匂いに反応して攻撃してくることがあるようです。

何かが引き金になって突然起こる猫の知覚過敏症。まずは猫が充分に遊べる空間を用意すること、トイレを綺麗に保つこと、そして毎日15分程度で良いので、飼い主が猫とたっぷり遊んであげる習慣をつけると良いかもしれません。

飼い主が不規則な生活をしていたり、友達がしょっちゅう出入りするような生活環境の場合は、猫が落ち着いて過ごせるような「隠れ家」を用意してあげることも大切です。


いかがですか。猫が問題行動を起こす場合は、子猫時代の生育環境や父猫からの性質も関係するかもしれませんが、飼い主との関係も非常に重要です。

飼い主がいつもリラックスした状態で猫に接していれば、猫の安心感を感じて落ち着いていくかもそれません。動物病院で相談しながら、猫の悩みを解決して下さいね。
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