大阪の獣医師考案の猫助け「子猫リレー事業」にあなたも参加しませんか?

2016年8月27日の東京大学。滝川クリステルさんが代表理事を務める(財)クリステル・ヴィ・アンサンブル主催で行われた「アニマルウェルフェアサミット2016」。最終講座は大阪獣医師会会長、細井戸会長による斬新な猫助け事業である「子猫リレー事業」。この説明講座に参加して来ました♪

「子猫リレー事業」、別名が「ミルクボランティア」。大阪獣医師会会長、細井戸会長が5年前から考え、2015年10月より実際に大阪市で試行されています。

この取り組みは動物管理センターに持ち込まれ、殺処分される猫の殆どが子猫。この子猫達を(公社)大阪獣医師会に所属している獣医師とキトンシッターと呼ばれるボランティアが6ヶ月齢まで元気に育て、その後その猫を一生大切にしてくれる方にお渡しするという取り組みです。
具体的には、まず動物管理センターから引き取った猫に獣医師がワクチン接種などのメディカルチェックを行い、食事やトイレのしつけなどを行います。

その後、「キトンシッター」と呼ばれるボランティアさんが、人が大好きな猫に育つ様に子猫が6ヶ月齢になるまでの「3ヶ月程」度優しく御世話をします。飼育に必要なフードなど物質は無償で提供されます。子猫を育てたい方には願ってもないボランティアですね。
そして適切なケアをされ、6か月齢を過ぎた猫を今度は新しい飼い主さんを探してお渡しするというのが一連の流れです。

この「子猫リレー事業」でユニークな点がこの「キトンシッターは原則60歳以上」という高齢者を優先しているところです。
通常、保護猫団体では、猫の譲渡をする場合「60歳以上の高齢者はお断り」ということがよくあるのですが、細井戸会長は、
「目が離せない子猫の世話こそ、高齢者がまさに適任」
だと語っていました。確かに「高齢者」と「ペット」はお互いに最強、最高のコンビだという意見は頷けます。
このコンビの問題は「犬は散歩しなければならない」ことと、「高齢の飼い主が死んだ後」ということ。この「子猫リレー事業」ではどちらの問題もクリア。まさに一石2鳥の取り組みです。

「この事業の一番の問題は、キトンシッターさんや動物スタッフが子猫にメロメロになってしまうことですね。」
細井戸会長は講座の中で笑いながらそう話していました。新しい飼い主の条件は40歳以下の人ということにしているそうですが、60歳以上のキトンシッターさんがそのまま継続して新しい飼い主になってしまうこともあるそうです。
この取り組み、大阪で試行されたばかりですが、これが全国に広まれば「猫殺処分0」という目標にかなり近づけるはず!
この事業に興味のある方、ぜひお話を聞かれてみてはいかがでしょうか。
*問い合わせ先:公益社団法人 大阪獣医師会事務局 電話 06-6972-1345
ちなみにこちらの「アニマルウェルフェアサミット2016」では、あのリアル猫ヘッドアートプロジェクトも参加♪

講師の佐藤先生がいらしていたので、私も写真を撮って頂きました♪

沢山の企業が参加して動物の福祉について考える「アニマルウェルフェアサミット2016」。とても勉強になりました。猫を助ける取り組み、これからもどんどんご紹介して行きたいと思っています。
☆「子猫リレー事業」って何?

「子猫リレー事業」、別名が「ミルクボランティア」。大阪獣医師会会長、細井戸会長が5年前から考え、2015年10月より実際に大阪市で試行されています。

この取り組みは動物管理センターに持ち込まれ、殺処分される猫の殆どが子猫。この子猫達を(公社)大阪獣医師会に所属している獣医師とキトンシッターと呼ばれるボランティアが6ヶ月齢まで元気に育て、その後その猫を一生大切にしてくれる方にお渡しするという取り組みです。
具体的には、まず動物管理センターから引き取った猫に獣医師がワクチン接種などのメディカルチェックを行い、食事やトイレのしつけなどを行います。

その後、「キトンシッター」と呼ばれるボランティアさんが、人が大好きな猫に育つ様に子猫が6ヶ月齢になるまでの「3ヶ月程」度優しく御世話をします。飼育に必要なフードなど物質は無償で提供されます。子猫を育てたい方には願ってもないボランティアですね。
そして適切なケアをされ、6か月齢を過ぎた猫を今度は新しい飼い主さんを探してお渡しするというのが一連の流れです。
☆キトンシッターは原則60歳以上

この「子猫リレー事業」でユニークな点がこの「キトンシッターは原則60歳以上」という高齢者を優先しているところです。
通常、保護猫団体では、猫の譲渡をする場合「60歳以上の高齢者はお断り」ということがよくあるのですが、細井戸会長は、
「目が離せない子猫の世話こそ、高齢者がまさに適任」
だと語っていました。確かに「高齢者」と「ペット」はお互いに最強、最高のコンビだという意見は頷けます。
このコンビの問題は「犬は散歩しなければならない」ことと、「高齢の飼い主が死んだ後」ということ。この「子猫リレー事業」ではどちらの問題もクリア。まさに一石2鳥の取り組みです。

「この事業の一番の問題は、キトンシッターさんや動物スタッフが子猫にメロメロになってしまうことですね。」
細井戸会長は講座の中で笑いながらそう話していました。新しい飼い主の条件は40歳以下の人ということにしているそうですが、60歳以上のキトンシッターさんがそのまま継続して新しい飼い主になってしまうこともあるそうです。
この取り組み、大阪で試行されたばかりですが、これが全国に広まれば「猫殺処分0」という目標にかなり近づけるはず!
この事業に興味のある方、ぜひお話を聞かれてみてはいかがでしょうか。
*問い合わせ先:公益社団法人 大阪獣医師会事務局 電話 06-6972-1345
ちなみにこちらの「アニマルウェルフェアサミット2016」では、あのリアル猫ヘッドアートプロジェクトも参加♪

講師の佐藤先生がいらしていたので、私も写真を撮って頂きました♪

沢山の企業が参加して動物の福祉について考える「アニマルウェルフェアサミット2016」。とても勉強になりました。猫を助ける取り組み、これからもどんどんご紹介して行きたいと思っています。