猫は時間に正確なのはなぜ?実はとっても面白い「体内時計の仕組み」とは

By bzp00343 2016/05/31
  • share
  • tweet
  • send

このブログに付けられたタグ

カビからニンゲンまで、体内で自然に寝たり起きたりを周期的に繰り返す「体内時計」があることが発見されたのは1960年代。この「時計遺伝子」、ニンゲンよりも猫の方が優秀なんじゃないの?と思う事があります。

「目覚まし時計がないと起きられない」息子や娘を尻目に、愛猫カイトが私を起こしに来る時間は毎朝5分から10分程度の時差はあるものの、かなりきっちり正確です。

これが男性ならかなりラブラブなんじゃ…。と思う程、毎朝の私の顔に頭をこすりつけるマーキング行為から、さりげなさを装いつつ、朝ご飯のフードボウルに目線を誘導する仕草まで、猫は毎日同じ時間に同じ行動を繰り返します。

私はこれを「猫時計」と呼んで大変重宝しておりますが、皆様の愛猫はいかがでしょうか?私の家には犬と猫がいますが、犬のモモは全くこの体内時計が作動しません。

息子が起きれば一緒に起き、私が寝れば一緒に寝る、という「飼い主時計」で動いているふしがあります。

これは全く私の個人的な感想ですが、体内時計の動きは犬とニンゲンは同じですが、猫は全く違う気がします。

 

☆単独動物と集団で行動する動物は時計が違う?


猫は野生の時代から自分で狩りをして縄張りを守る「単独行動」をする動物。犬やニンゲンは集団で集まって生活を共にする習性がある動物です。

みんなで暮らす動物は、誰かが「朝だよ~。」と起こしてくれますし、ぐーたらな性格やせっかちな性格の仲間がいるので体内時計はややアバウトになりがちですが、猫は自分の本能だけが頼り。自然に体内時計も精鋭に働くようになっているのかも知れません。
 

☆タンパク質が主食の動物は時間に正確?


体内時計は「生物時計」とも言います。この仕組みは細胞内のタンパク質が約24時間周期で増減(振動)することで時計の役割を果たしているそうです。

猫は完全肉食動物。タンパク質が欠かせない動物です。ニンゲンや犬はベジタリアンもいれば、タンパク質よりも炭水化物を好む個体もいる雑食動物です。


もしかしたら、タンパク質を毎日定期的に食べているから猫の体内時計は正確で、雑食の犬やニンゲンの体内時計はアバウトになりやすいのかも…?

これは完全に私の推測ですが、体内時計が正確な動物とアバウトになりがちな動物がいるような気がします。
 


いかがですか。この体内時計、海に住む海洋生物や植物ではまた異なる働きをすることがあるといいますし、渡り鳥や回遊する魚などは季節単位(年単位)で動く事もあるそうです。

この体内時計の仕組み、大きく考えると地球の自転にも関係することも分っています。男性の場合も、一部のホルモン分泌に1カ月、あるいは半月のサイクルがあるといいます。

とっても面白い体内時計の仕組み。あなたの体内時計は、毎日正確に動いていますか?
  • share
  • tweet
  • send
最近の記事
Recent Article
自由気ままな猫にもトレーニングができる?②【動物行動学専門医 入交先生に聞く!】
自由気ままな猫にもトレーニングができる?①【動物行動学専門医 入交先生に聞く!】
猫は人と遊ぶことが好き【動物行動学専門医 入交先生に聞く!】
猫のトイレ問題 4つの理由【動物行動学専門医 入交先生に聞く!】
メルマガ登録

商品カテゴリー

Category
商品一覧

猫壱について

About Us

私たちは、「はじめに猫ありき」を行動の原点として、
「シンプルで美しい猫と人の暮らしの実現」を目ざし、
猫と人の暮らしを豊かにする商品とサービスを
提供する会社です。

More

ハッピーダイニング脚付フードボウル

理想の猫の食事姿勢、身体的特徴を見つめ、
素材、デザインを検討し、
しあわせの食器が誕生しました

ポータブルケージ

避難時に必要となる猫の住まいを
最適な機能とデザインにしました

バリバリボウル

あるときは、最高の居心地のベッド。
またあるときは、まあるくなっておやすみの快適ソファ。
そして、元気ハツラツな時にはバリバリっと爪とぎに。

バリバリベッド

心地よく寝転んだり、かじったり、
もちろんバリバリ爪をといだり。曲線にカラダを添わせると、
心地よくもぴたりと安定した姿勢がとれるように設計しています。