『どら猫』ってどんな猫?『野良猫』と『どら猫』の違いとは?

By ハナ 2016/05/23
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日曜の夕方、と言えば何を思い浮かべますか?
先日新司会者が決まった笑点という人もいるかもしれませんが、私は断然『サザエさん』のイメージが強いです。
サザエさんのオープニングと言えば、ずっと変わらず『お魚くわえたどら猫、追いかけて』から始まるあの歌。
歌に出てくる『どら猫』とはどんな猫なのかな?と疑問に思ったことはありませんか?
のら猫とはどう違うのか、『どら猫』とはいったいどんな意味があるのかをご紹介します♪

 

◆どら猫とは?

br> 『どら猫』と聞くとどんなイメージを持つでしょうか?
野良猫のように外で暮らしていて、たまに魚やさんやサザエさんの歌のように民家から『お魚を取っていく』というイメージを持っている人が多いかもしれませんね。

『どら猫』で辞書をひいてみると『飼い主がおらず、よその家からものを盗む猫』がどら猫の意味として書かれています。
『悪い猫』と書かれている辞書もあるため、一般的にどら猫とは『人間に対して悪いことをする猫』を指す言葉として使われているようです。
まさにイメージ通り民家やお店から『商品や食べ物を盗ってしまう』猫が『どら猫』にあたると言えるでしょう。

 

◆どら猫と野良猫の違いとは?

どら猫も野良猫も、どちらも基本的には『飼い主がいない猫』のことを指す言葉なのですが、どら猫と野良猫は一体何が違うのでしょうか?

のら猫は『飼い主がおらず、宿が定まっていない猫』のことをさしているので、『人間にたいして困ったことをするか否か』が【のら猫とどら猫】の呼び方を分ける基準のようです。
サザエさんたちが実際に生活していた戦後すぐごろの時代には、今のように網戸がついている家も少なかったので、人の家に勝手に入っておかずなどを盗んでいく『どら猫』が多かったのでしょう。
また、今のように地域猫活動などもなく、野良猫達が生きていくためにはよそから食べ物を盗まざるおえなかったのかもしれません。
今では民家にのら猫が勝手に入ることは難しいですし、以前よりも地域猫活動が盛んに行われているので、『どら猫』の数も減ったのではないでしょうか♪

また、誰かに飼われていても『よその家からものを盗む猫』は『どら猫』と呼ぶこともあるようです。
『どら猫』と呼ばれる大前提は『飼い主がいるかどうか』というよりも『人間に対して悪いことをする』ということがあるのかもしれませんね。

 

◆語源

『どら猫』の『どら』とはどこからきた言葉なのでしょうか?
『どら猫』の『どら』は基本的には人間の『どら息子』の『どら』と同じ語源だと言われています。
その『どら』には実は様々な説があるんです!
まずは少し『粋』な説からご紹介♪
『どら猫』の『どら』は打楽器の『銅鑼(どら)』からきているという説です。
銅鑼とは大きく平らな『鐘』のこと。中国の映画などで、試合開始前な打ちならされたり、仏事の際にならされる鐘です。
銅鑼の『鐘をつく』が『金が尽きる』となり、お金を使い果たしてしまうほど遊び呆けている子供を『どら息子』と呼ぶようになったのだとか。
猫の場合は『金が尽きるほと盗みを働く』ということはないでしょうが、平気でよそのものを盗んでいくことから、『どら息子』と同じ『どら』をつけられたのだそうです。
もう1つの説は『道楽』が訛った、という説。道楽にかまけて、遊んでばかりという意味から『道楽息子』→『どら息子』になったのだそう。
猫は『道楽』はしませんが、『道楽息子』と同じように楽しく遊びながらよその家から物を盗むので『どら猫』と言われるようになったと言われています。
どちらの説にしても、【のらりくらりと遊んでいて、人から物を盗っていく】という意味合いでつけられているようです。

 

いかがでしたか?
のら猫とどら猫の違いは『人に対して盗みをするか』という点だったようです。
ちなみに、あの国民的アニメの青い猫型ロボット『ドラえもん』の『ドラ』も『どら猫』から来ているのだと、生前に話されていたそうです。
『どら猫』=『人の食べ物を食べるから太っている』というイメージがあったから、丸いフォルムのドラえもんに『ドラ』とつけたのかもしれませんね♪

(記事 ハナ)
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