猫が急に痩せたみたい…。考えられる病気や原因を探ってみた!

By bzp00343
猫が急に痩せたみたい…。考えられる病気や原因を探ってみた!
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猫はツンデレ。
基本的に「ご飯まだ?」「水を換えてよ」「トイレが汚いんだけど…。」などという要求があるときだけすりすりと甘えてきます。
犬と違って喜怒哀楽を表に出すことが少なく、猫らしいと言えるのかもしれませんね。
そんな感情が見えづらい猫は、犬に比べると『食欲がなくなった』ということに気がつきにくいと言われています。
ご飯を食べるときも少しずつ分けてしか食べない猫もいるため、より食欲がなくなってきたことに気がつきにくいのかもしれません。
あれ、なんだか猫が急に痩せたみたい…。という時は、結構深刻な病気の可能性があります。
今回は猫が急に痩せた場合の原因と考えられる病気をご紹介します。
 

☆猫が痩せたか気づくには?

感情をあまり表に出さない猫は体重の変化も、表に出にくいようです。
特に冬毛になり、猫自身がふわふわモコモコになっているときには、猫が痩せてしまったことに気がつきにくいかもしれません。

猫の体重を毎日計り、体重の増減を記録していれば、猫が痩せてもすぐに気がつけるかもしれませんが、そんな人はなかなかいないのではないでしょうか。


猫が急に痩せた!と気がつくには毎日のスキンシップが重要です。
毎日猫のお腹や背中を触ったり、抱っこしたりしていれば、猫が痩せたことに気がつけるはず。
スキンシップが苦手な猫で抱っこなどができない場合には、毎日ではなくても節目節目で、猫を上から撮影した写真と横から撮影した写真を撮ってください。
猫は痩せ始めるとお腹が徐々にえぐれるように引っ込み始めます。
ダイエットをしているわけでもないのに、上から見て以前より猫がシャープになっている場合は、何らかの理由で猫が痩せて来ている証拠です。
猫が痩せ始めた原因が何か、すぐに調べるようにしてください。

☆腎不全

猫に多く見られる病気です。
年齢と共に腎不全になる確率もあがっていくためシニア猫が腎不全になるイメージがつよいかもしれませんが、若い猫でも腎不全になることもあるので注意が必要です。
腎不全の特徴は水を飲む量が多くなってオシッコの回数が増えることです。
腎不全が悪化すると多飲·多尿にくわえて、食欲がなくなって動きも鈍くなります。
腎不全になると猫の食欲がなくなるため、自然と猫が痩せてしまうのです。
猫の腎不全は悪化すると命にも関わる病気です。
『最近猫のおしっこが多い』と感じ、猫が痩せてきたようなら腎不全の可能性も否めません。
 

☆甲状腺機能亢進症

・猫の食欲がないわけでもない。
・むしろ毎日モリモリ猫がご飯を食べているのに体重が減っていく。
・10歳以上の老猫が今まで鳴かなかったのに活発によく鳴く。
・水を多く飲んでおしっこの回数が多い。
・下痢をする。
・呼吸が早い。
など上記の症状が見られたら甲状腺機能亢進症かもしれません。
甲状腺機能亢進症は名前の通り、甲状腺ホルモンが過剰分泌される病気のことです。
甲状腺ホルモンの分泌が活発になり、基礎代謝が普通よりも高くなるため猫がご飯をいくら食べても痩せていきます。
甲状腺機能亢進症の猫はよく鳴くし、食欲もなくならないため、一見元気そうに見えるため飼い主さんが、甲状腺機能亢進症だと気がつきにくいのだそう。
猫が元気そうに見えても、痩せていくのは明らかに異常です。
甲状腺機能亢進症は血液検査でわかる病気なので、甲状腺機能亢進症を疑う症状がある場合には血液検査をしてもらいましょう。
 

☆糖尿病

糖尿病と聞くと太っているイメージがあるかもしれません。
しかし猫でも人間でも、痩せていても糖尿病になっているケースもあります。
猫も糖尿病だからといって太っているわけではなく、糖尿病だから痩せていくこともあります。
猫がかかとを地面につけて歩くようになったり、変な歩き方をするようになったりしている場合や、ご飯を食べているのに痩せているとき、水をいつもより飲んでいるのに脱水症状があるときは、糖尿病の疑いがあります。
猫の糖尿病は、細菌性の膀胱炎や皮膚炎も併発していることもあるため、上記の症状に加えて、血尿や猫の脱毛が見られる場合は早めに病院で見てもらってください。 
 

☆食道炎

猫が食べ物を飲み込んでもすぐに吐き出してしまう。
唾を飲み込むのも辛く、何度も唾を飲み込もうとするしぐさをする。
逆に唾を飲み込めずによだれを流すようになったら食道炎、もしくは異物を飲み込んでしまった可能性があります。
猫が食道炎になった場合はご飯を食べることが辛いため、食欲がなくなってしまったり、まったく食事をしなくなったりすることもあります。
猫の食欲が明らかに減るため、飼い主さんも猫が痩せたことに気がつきやすい病気かもしれません。
 


いかがですか。猫が急激に痩せた場合、他にも下痢や嘔吐といった症状も見つかるはずです。 
猫が病気になったかどうかを見極めるポイントは水を飲む量。
猫は普段はあまり水分を摂取したがらない動物ですが、病気になると水を沢山飲む場合が多いのです。
 
猫の健康の為に、普段、自分の愛猫がどれ位水分をとっているかをチェックするのはとても大切。
出来れば朝、毎日同じ分量の水分を与えて、翌朝どれ位飲んだかを確認しましょう。

 (↑ハッピーダイニング脚付ウォーターボウル


天気や運動量によって猫の水分を飲む量は変わりますが、平均の水分量は知っておくと安心です。
猫の平均の水分摂取量、一日24時間で猫に必要とされる水の量は、一般的に1kg/60~70mlとされています。
 
我が家の愛猫は4kgなので、197,99ml。およそ200mlです。ハッピーダイニング脚付ウォーターボウルように、ウォーターボウルにメモリがあすと、とっても便利。
皆さんも是非参考にして下さいね。



2016年3月5日 公開
2021年1月7日 追記

 

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