猫にヒーターは危険かも?猫の体質を知っておこう!

By bzp00343 2016/02/10
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猫は暖かい場所が大好き。猫の姿を追えば、家の中でどこが一番暖かいのかすぐに分ります(笑)

 

そして冬は待ってましたとばかりにコタツに入って1日中ヌクヌク…。これでは「猫ってよほど寒がりなのね。」と飼い主が思って当然ですよね。

 

しかし動物に詳しい獣医師によると、「犬や猫にヒーターは入らない。むしろ危険」だと警告しています。これは一体どういうことなのでしょうか。

 

 

☆猫は鼻で温度を測る

出典

 

人間がおでこで熱を測る様に、猫はなんと鼻で温度を感じ取るそうです。気温の変化を感じ取るのも当然鼻から。

 

なぜ、猫が鼻で温度変化を感じ取ることができるかというと、エサを食べる時、猫は鼻で食べ物の温度を感じ取り、エサが腐っていないかを確認しているからなのだとか。

 

そのため猫の鼻はとても敏感。わずか0.2度の温度変化も感じ取ることができるといわれています。

 

猫は敏感な「鼻温度計」があるからこそ、夏は涼しい場所を、冬は暖かいところを探す能力がとっても優れていたのですね。

 

 

☆猫の体は温度に鈍感

 

猫は寒さに弱い、と思われがちですが、北海道や寒い地方にも野良猫はいます。雪の中を歩く猫は結構多いのです。

 

猫は鼻と肉球以外は全て毛皮で覆われている動物。そのため暑い、寒いといった体で温度を感じ取る能力が低いと言われています。

 

猫がよく何時間でもコタツに入って寝ていますが、これは「低温火傷」の恐れがありますから、あまりお勧め出来ません。

 

獣医師によると、犬や猫は10度前後の環境温度が最適なのだとか。体が弱っている時や、手術の後など、特別なとき以外はヒーターを付ける必要はないそうです。

 

 

☆ヒーターは猫を弱くする?

出典

 

毎年コタツやヒーターによる熱中症や低温火傷で病院へ運ばれて来る猫は多いといいます。

 

猫に必要なのは「風をよけられて、自分の体温を維持出来る環境」です。毎年寒いからとヒーターを用意してあげると、からだを加熱しすぎて免疫力が低下して寒さに弱い体質になってしまうそう。

 

そのため体調不良を起こしやすい、過保護に慣れた猫ちゃんになってしまうのです。飼い主が猫にとって良かれと思って用意するヒーターですが、猫の健康を考えると、もしかしたら入らないのかも知れません。

 

いかがですか。そうは言っても、寒い冬、ジリジリと気が付くと部屋の一番暖かい場所を占領している猫。

 

その満足そうな寝姿を見ると、ついつい猫専用のヒーターを買ってあげたくなりますよね。それに高齢な猫にはやはりヒーターはあったほうが安心です。

 

猫の健康のために、温度がそんなに高くない「じんわりあったかい」ヒーターを選ぶといいかも。それでなくても、猫の体温は人間よりもやや高めです。

 

猫は人間が考えているよりも、そんなに寒がりではないのかも知れませんね。

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