猫は本当に猫舌なの?意外と知らない猫の【舌】の秘密?

突然ですが、みなさんは熱いものは得意ですか?
私はかなりの猫舌です。熱々のものは食べられません。
しかし我が家の猫は、なぜか私のホットミルクを飲みたがります。お腹の弱い我が家の猫は牛乳で確実にお腹を壊すのであげませんが…。
鼻をひくひくさせながら、カップに首を突っ込もうとしたことは1度や2度ではありません。
私が猫舌なので、そこまで熱いわけではないですが、『猫舌』と言うくらいですし、猫は熱いものが飲めないのではないでしょうか。
そもそも、本当に猫は『猫舌』なのでしょうか?
熱いものが本当にきらいなのか、飼い猫で確認するわけにもいかないので、色々な『説』を調べてみました!
★【猫は猫舌】説
一般的には【猫は猫舌である】という説が有力なようです。
猫は他の動物と比べると『グルメ』だと言われています。
そのため、舌に神経が集中しているのだそうです。
舌に集中している味覚を感じる『味らい』と呼ばれる細胞は非常に敏感な細胞です。
熱いものには敏感に反応してしまいます。
熱いものに過敏に反応して、熱いものを受け付けないので【猫は猫舌】だと言われているようです。
ちなみにこの説では、人間でも『味らい』が舌に集中している人は、【猫舌】だと言われています。
この説だと、美食家さんは猫舌が多い、ということになるようですね。
★【動物みんな猫舌】説
猫舌は猫だけではない、と言われている説もあります。
元々自然界には『熱々のもの』が存在しません。
確かに動物は何かを自分達で焼いて食べるということはないですよね。
そのため、動物は熱いものを食べることができない、と言われています。
動物に本当に熱いものを与えて、様子を見たわけではないですが、犬も象も豚もみんな【猫舌】なのではないかとされているようです。
動物は人間に比べて五感が発達しているので、熱いものにも敏感に反応するのではないかとも言われています。
では、なぜ猫と同じように熱いものが苦手と言われている犬や他の動物の名前が【猫舌】のように使われなかったのでしょうか。
それは、単純に昔は猫の方が犬よりも身近な存在だったからだそうです。
犬や他の動物よりも早く、猫は人間のペットとして暮らし始め、身近に猫がいたため『猫は熱いものが苦手』とわかり、【猫舌】という言葉ができたようです。
★【猫は猫舌じゃない】説
『一緒にお風呂に入ると猫が湯船のお湯を飲みます』という事例は実は結構上がっています。
そのため、【猫は猫舌ではないんじゃないか】という説も最近ではまことしやかに囁かれています。
もちろん、人間のようにふうふうと息を吹き掛けて食べ物の温度を冷ますことは猫にはできません。
しかし、ある程度の温度のものは平気なのではないかと最近では言われているようです。
お風呂のお湯の41~42度前後なら確かに人間でもふうふうと冷まさずに飲める温度なので、猫でも平気なのかもしれませんね。
ちなみに、この説では猫は舌ではなく【鼻】で暑さを感じるとされていました!
総合すると…
猫達は【熱々に熱いもの】を食べることができないということは諸説あるなかの共通の見解のようです。
ある程度、今まで猫がどんなもの食べてきたのか、生育環境でも変わることもあるでしょう。
結論としては【猫は熱々は食べれない猫舌】ということなのかもしれませんね♪