【猫の下痢】猫の下痢はストレス？特に冬の下痢の原因と対策を知っておこう

以前、【猫の嘔吐】これから冬に多い猫の嘔吐、気をつけたいポイントは

という記事をご紹介しましたが、これから寒くなるシーズン、多くなるのが「猫の下痢」です。

猫は我慢強いので、お腹が痛くてもポーカーフェイスを装いがちです。しかしちょっと様子がおかしい、と思ったらトイレをチェックしてみて下さい。もしかして、下痢をしていませんか？

 

猫の下痢の原因はさまざまですが、冬場の下痢はちょっと気をつけ方がいいかも。今回は、冬に起こりやすい猫の下痢について、原因と対策を紹介します。

 

■猫の下痢……よくありがちな原因とは？

 

猫の下痢で考えられるのはまずはこの3つ。猫の様子を観察しながら、思い当たることがないか考えてみてください。

 

・食事の変化：まず考えられるのが食生活です。最近キャットフードを新しいフードに変更していませんか？ウェットフードを食べさせすぎてはいないでしょうか？

猫は食べ過ぎ、食あたりでも下痢をすることがあります。キャットフードに含まれる添加物や猫のアレルギーなども考えられます。

新しいフードに変えた途端、下痢をするようになったなら、そのフードが体質にあっていないのかも知れません。その場合は1日絶食させるなどをして、原因を特定して見るのも方法の1つです。

 

・病気の感染、誤飲：特にお腹に寄生虫がいたり、ウィルスに感染していると猫は下痢をしやすくなります。嘔吐、食欲不振、元気がないなどの症状が同時に見られる場合は、重篤な病気の可能性がありますから、すぐに病院で診察してもらいましょう。

 

まれに、ボタンや異物を飲み込んでしまった場合も激しい嘔吐、下痢の症状で苦しむことがあります。猫の誤飲誤食は子猫に特に多い症状です。おもちゃの切れ端やフードの空袋、レジ袋やダンボールなど、猫がかじった跡がありませんか？

硬いものを誤飲して放置しておくと、腸閉塞などに発展する場合があります。レントゲンなどで確認できますから、思い当たる節があるなら早めに病院で診察を受けて下さいね。

 

・内臓疾患：高齢な猫になると多いのが内臓関係の疾患です。前回猫の健康診断をしたのはいつですか？猫のヘルスチェックは年に1度、高齢の猫の場合は半年に1回程度は病院でチェックしてもらうと安心です。

特に水分を普段からあまり摂取しない高齢猫が下痢になると、あっという間に水分不足になって体力が低下します。猫の下痢はさまざまな病気の原因が考えられますから、冬は特に高齢猫の下痢には注意が必要です。

 

■猫はストレスを感じると下痢になる！

 

猫ってあまりストレスを感じなさそう……。いいえ、結構猫は繊細で臆病です。部屋の模様替えをしただけで、パニックになって下痢をした猫もいます。環境の変化に弱いので、飼い主が引っ越しをしたり、新しいペットを飼った時などに、体調をおかしくする猫は多いのです。

そんな時に大切なのが飼い主のスキンシップ。猫をしっかりと抱きしめて、たっぷり甘えさせてあげましょう。猫はツンデレなので、甘えたくても自分からやって来ない場合もあります。飼い主から抱っこしてくれるのを待っているのです。（そうでないスキンシップ嫌いの猫もいますが）

日常のスキンシップは病気の早期発見にも繋がります。猫の健康にも影響するといいますから、ぜひたっぷりとモフモフしてあげるか、猫がストレスを感じていないか生活環境を見直してみてあげてください。

 

■猫の下痢への対策は

 

猫が下痢気味の場合は病院から貰える整腸剤を飲ませると効果的です。お腹の調子が整うまで、しばらくご飯に「ビオフェルミン」などを混ぜて与えてみて下さい。

そしてストレスで下痢になっている場合は飼い主とのスキンシップを多く取ること。ストレスの原因を取り除いてあげること。これが何よりの薬です。

冬の猫の下痢は「寒さ」が原因のこともありますから、猫が寒くないように部屋の温度管理や猫のベッドをペット用のホットカーペットなどを使って暖かくしてみても良いでしょう。

いかがですか。猫の下痢。猫の下痢で一番気をつけたいのは、水分を普段から取っていない高齢な猫の場合です。冬の下痢は脱水症状になりやすいので危険です。猫のトイレをチェックして、下痢が数日間も続くようなら、ぜひ病院を受診してみて下さいね。

 

（記事　bzp00343）