猫のそれ、浮きますか?沈みますか?

By キャットシッターはるた
猫のそれ、浮きますか?沈みますか?
この読みものに付けられたタグ キャットシッター
キャットシッターの仕事はお留守番猫のお世話です。

雨が降ろうが、雪が降ろうが、台風がまとめて10個来ようが、ひとたび依頼を受けたら、必ずお世話に伺います。

東日本震災の時は、運よくお世話の猫さんの訪問は午前中で終わっていました。

翌日、ダイヤの乱れはあったものの、無事伺うことができました。たとえ電車が止まっても、愛車、いや、愛電動自転車をこぎ、奮走する。

それがキャットシッターの仕事です。

さて、お留守番の猫たちですが、みんながみんな友好的と言うわけではありません。

「臆病」「人見知り」「怖がり」の3大引きこもりくんたちは、お家のどこかで息を潜め、決して姿を現しません。
シッター先では玄関のドアを開けると、「ミィちゃん、こんにちはー」って感じで、名前を呼んで入ります。
フレンドリィな子なら「ニャーン」と、お返事が返ってきますが、臆病さんは当然、無言。一時間の滞在中、一切気配を消しています。
表立った行動はせず全て秘密裏に済ませる。そんな猫をシッター用語では「猫議会のドン」、いやいや、「幻猫さん」と呼んでいます。

幻猫に対して絶対やってはいけないことは「真相究明」です。たとえ、尻尾の先とかお尻が見えたとしても、大事な事は「見て見ぬ振り」、
決して「尻尾」をつかんではいけません。そう、ブラックボックスのままにしておいてください。パンドラの箱はゆめゆめ開けてはならぬのです。

でも、幻猫さんたちは、私の声は聴いているので大丈夫。それどころか、私が動いている音や、ニオイだって感じているんですよ。
そして、何回も通っていくうちに、ある日突然、その幻猫が出てきてくれることがあります。時には、玄関でお迎えってことも!

それはキャットシッターにとって、無上の喜びなのでした。

さて、幻猫さんだと、健康チェックなどとてもできませんよね。でも、唯一の手がかりがご飯の食べ具合と、排泄物の状態なんです。

猫砂からおしっこの塊やウンチが出てきたら、それはキャットシッターにとって『宝の山』。「ミィちゃん、いいのが出てたよー!」と、
見えない猫に声掛けします。トイレに立派なウンチとおしっこを見つけ、猫皿が空っぽだったら、元気にお留守番をしている証拠です。

もし、過去に膀胱炎など病歴のある子だったら、おしっこに結晶が出ていないか、頻尿になっていないか、血尿は出ていないか、
チェックは欠かせません。

そして、ウンチの色や形や柔らかさもチェックします。ウンチの状態によっては、その日のフード調整もしなくてはいけません。
ウンチのゆるい、下痢気味の子は少なめにします。




水に溶ける砂を使っているお宅ではウンチをトイレに流すよう指定されるお家もあります。余談ですが、私が見る限り、ほとんどのウンチが浮きます。

ネットで人ウンチの浮き沈みを調べたら、浮くのは繊維質が多い健康な状態で、沈むのは肉を摂取する欧米人に多いとあります。
沈むのが不健康と言うわけではないでしょうが、猫のウンチが浮くのは繊維質、と言うか、かなり毛が含まれているせいでしょう。
毛づくろいは彼らの日課ですからね。

人生と同じで「浮き沈み」は必ずあるもの、一喜一憂する必要はないってことでしょうか。でも、便秘猫さんのトイレにコロンと一個発見した日には、もう万万歳。本当に嬉しい。

キャットシッターにとって、猫トイレは「ウンチの宝石箱」なのです!

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